浦畑がロッキンオンを営業終了後、少年のような顔をして読んでいた
ちょっと貸して、と僕は彼から奪い取った
昔、彼くらいの歳の時、僕が読んだロッキンオンと変わらない
オアシス、ニルバーナ
まさしく、僕の青春時代
東京にでてきた時、僕はパンクを聞く、千葉の少年だった
原宿では、ニルバーナ ブラー オアシス ベンホール
5 ノーエフ オペレーションアイビーが街のいたるところでかかっていた
同期の家で、テキーラをあおりながら、かび臭いワンルームでニルバーナに酔いしれた
カートの特集が組まれていた
ずいぶんと英雄扱いを受けている
だけど、僕の中では彼はサスケナイ奴の代名詞だ
サスケナイとは、情けないけどカッコイイ、僕の最高の誉め言葉だ
英雄ではない、サスケナイのだ
ガンダムのアムロと似た魅力だ
今でもカートは僕の中では譲れない憧れの人物だ
何年たっても変わらないロッキンオンに心から拍手
先日、タワーレコードでノーエフのドント コール ミー ホワイトを試聴して涙が出そうに なったのは僕くらいだろう